オフィスレイアウトのアイデアの出し方4選とブラッシュアップするときのポイント
「社内の導線を整えたい」「社員の増員を見据えたレイアウトにしたい」など、さまざまな理由でオフィスレイアウトの一新を考えている企業も多いのではないでしょうか。
しかし、いざ具体的なオフィスレイアウトの作成やデザインとなると、なかなか良いアイデアが浮かびにくいものです。
何を参考にして、どこから考えればいいのか迷ってしまうでしょう。
そこでこの記事では、オフィスレイアウトのいいアイデアが浮かばないときに使えるアイデアの出し方をご紹介します。
あわせて、アイデアをより具体的なレイアウト案にブラッシュアップするためのポイントについても解説していきます。
オフィスレイアウトのアイデアの出し方
オフィスレイアウトのアイデアを出すためには、まずは理想のレイアウト像のイメージを膨らませることが大切です。
イメージを膨らませるには、ほかの人の意見や他社事例などを参考にするといいでしょう。
社員へアンケートをとる
自分一人でオフィスレイアウトを考えていても良いアイデアが浮かんでくるとは限りません。
ほかの人の意見を聞いてみるのも一つの方法です。
具体的には、社員にオフィスレイアウトについてのアンケートを実施するという方法です。
実際にその環境で仕事をしている社員であれば、常日頃から職場の環境やレイアウトにおいて、要望やアイデアを持っている可能性があります。
自分では思いつかないようなアイデアが出てくる場合もあるでしょう。
また、社員の生の意見や要望には、現状の課題点が含まれていることが多く、オフィスのどこを改善すべきなのか、レイアウトの方針や変更箇所も明確に固まってくるでしょう。
もし社員の意見を全く聞かず、オフィスレイアウトの変更を進めれば、できあがった後に「もっとこうして欲しかった」など不満を持つ人が現れる可能性もあります。
リアルな声や要望をもとにしたレイアウトなら、多くの社員に受け入れてもらいやすく、また、社員たちにとっては、自分の仕事環境に関わることなので、アンケートにも積極的に協力してくれるでしょう。
他社のオフィスレイアウト事例を参考にする
オフィスレイアウトのイメージを広げる際は、ほかの企業の事例を参考にするのも一つの方法です。
Web上には、オフィスの雰囲気などに応じて、さまざまな企業のオフィスレイアウト事例が紹介されています。
参考にするときは、オフィスの面積や従業員規模、業界や業種など、自社と共通点のある企業のレイアウトを参考にするのがいいでしょう。
さまざまな事例の中から自社にも活かせそうなアイデアが出てくるはずです。
「こういうオフィスレイアウトにしたい」というイメージがぼんやりと浮かんでいる場合、オフィスレイアウトの事例を調べることで、よりイメージが具体的になっていくでしょう。
自身でオフィスレイアウトに関しての知識を得る
本やWeb上での記事を通じてオフィスレイアウトの知識を得ることで、より具体的で機能面を考慮したレイアウトイメージを固めやすくなる可能性があります。
知識が身に付くと、業者との擦り合わせもスムーズに進められるというメリットもあります。
また、社内のコミュニケーション不足や組織がうまく機能しないなど、多くの企業が抱える悩みや課題に焦点をあてた解決策を提示してくれている本やWebでの記事などもあり、自社のレイアウトにおいても課題解決の糸口になるかもしれません。
オフィス事例やデザインが紹介されていると、より具体的なイメージもしやすいのでおすすめです。
さまざまな切り口の情報がありますので、目的にあったものを選んでみましょう。
オフィスレイアウトの専門業者に相談する
専門的なことはその道のプロに任せた方が良い場合もあります。
なかなか良いオフィスレイアウトが浮かばない場合は、オフィスレイアウトの専門業者に頼るのも一つの方法です。
日々オフィス内で働いていると、自社のレイアウトを客観的に見るのが難しくなります。
しかし、外部の専門業者なら客観的な目でもって、そのオフィスに適したレイアウトを考えてくれます。
さまざまなオフィスのレイアウトを手掛けてきた業者なら、豊富な知識や経験を活かし、自分たちでは思い浮かばなかったようなアイデアを提案してくれる可能性もあります。
もちろんクライアントの希望も最大限取り入れてくれるので、要望と実用性を兼ね備えた非常にバランスの良いレイアウトができあがるでしょう。
最初ははっきりとしたイメージを伝えられなくても、業者と一緒に希望の形を擦り合わせていけるので、初めてのオフィスレイアウトの考案も安心して進められます。
オフィスレイアウト案をブラッシュアップするときのポイント
ここまで、オフィスレイアウトのアイデアの出し方についてお伝えしてきました。
しかし、理想のオフィスレイアウトをイメージできても、実用性に欠けていては本末転倒になってしまう可能性があります。
アイデアレベルから、より現実的な具体案へブラッシュアップさせるためのポイントを見ていきましょう。
オフィスの問題点と改善策をアイデアに取り入れる
オフィスレイアウトを変更する目的の一つには、現状のオフィスレイアウトの問題点を改善することが含まれているケースが多いです。
現状のオフィスレイアウトの問題点を洗い出し、どのように改善できるのか考えてみましょう。
例えば、社員同士のコミュニケーションが取りづらいという問題を抱えている場合は、どのようなデスクの配置にすれば社員同士が顔を合わせやすくなるのかを考え、部署ごとでの島の配置や、他部署へ行き来しやすい社内導線など、具体的な改善策を作っていきましょう。
改善策をアイデアに組み込むことで、より現実的なオフィスレイアウト案にブラッシュアップできる可能性があります。
想定される予算を加味する
オフィスレイアウトの変更にあたり、ある程度の予算が事前に決められているのではないでしょうか。
すべての希望を叶えるレイアウトにできれば理想的ではありますが、現実問題としては難しいでしょう。
予算に応じたある程度の工事規模を加味すると、より具体性が増します。
オフィスレイアウトのアイデアが出ないときはさまざまな方法を試してみよう
オフィスレイアウトのアイデアがなかなか出ない場合、一人でどれだけ考えてみても時間が過ぎていくだけです。
アイデアが浮かばない時は、他者のアイデアや外からの情報や意見を柔軟に取り入れてみましょう。
参考になるデザインやレイアウトがきっと出てくるはずです。
また、レイアウトに迷った時は、オフィスレイアウトを変更する目的に立ち返り、実際にそこで仕事をする社員のことを考えたレイアウトにするといいでしょう。
ぜひこの記事を参考に、さまざまな方法でアプローチをしてみてください。