オフィスに観葉植物を置こう!レイアウトのポイントと注意点をご紹介
観葉植物にはインテイリアとしてだけでなく、人に癒しを与える効果もあります。
オフィスに置けば働く人たちの快適な環境づくりに役立つことでしょう。
しかし、いざオフィス内に観葉植物を置こうと思っても、どのようにレイアウトするべきか迷っている方もいらっしゃるかと思います。
ここではオフィスに置く観葉植物についてレイアウトのポイントや注意点を解説するとともに、オフィスに似合う観葉植物や人工植物などについても紹介していきます。
オフィスに観葉植物を置くメリット
レイアウトの話を始める前に、オフィスに観葉植物を置くメリットについてご紹介していきます。大きく2つ考えられます。
ストレスを和らげる
オフィスに観葉植物を置くことでストレスを減らし仕事の効率を上げる効果が見込めます。
人は緑を見ることによって、血圧を下げて呼吸を落ち着かせる効果があるといわれており、心拍の安定とリラックス効果が期待できます。
とくに仕事はストレスの原因となりやすいので、オフィスに観葉植物を取り入れることは働きやすさにも繋がります。
空気清浄効果
観葉植物には空気清浄効果が期待できます。
空気中には室内であっても、さまざまな有害物質が存在しています。
例えば、壁や天井などに使われている合板から発生するホルムアルデヒドや、内装材料の塗料や接着剤に使われているキシレンなどです。
大抵の場合は規定値を満たしているため問題はありませんが、非常に稀なケースでは健康被害をもたらすシックハウス症候群を引き起こすこともあります。
観葉植物はこれらの有害物質を吸収する力があることがわかっているため、心身両方の健康に役立ちます。
オフィスイメージを作る一助となる
例えばオフィス全体のイメージをナチュラルなものとしたい場合、木調の床や机と観葉植物を組み合わせることでより効果的となる場合があります。
予算の関係で壁面にナチュラルな素材を用いることができない際には、観葉植物を設置することで解決できるかもしれません。
オフィスに観葉植物を置く際のレイアウトのポイント
それではオフィスに観葉植物を置く際のレイアウトのポイントを見ていきましょう。
レイアウトのポイントとしては、イメージするオフィスに合った観葉植物を選ぶことが挙げられます。
例えば、スタイリッシュで高級感のあるオフィスにしたい場合は、葉の形が尖っているものが似合う可能性があります。
柔らかで落ち着いたイメージにしたい場合は葉の形が丸いものが合うかもしれません。
オフィスに似合う観葉植物
では実際にオフィスに似合うと考えられる観葉植物をいくつか紹介します。
あくまでも一例ですので、実際に選ぶ際には専門業者とよく相談するようにしましょう。
ユッカ
ユッカは北アメリカや中央アメリカを原産とする、リュウゼツラン科の常緑性の樹木です。
葉の先端が尖り真っすぐ伸びている姿から、青年をイメージさせ別名「青年の木」と呼ばれています。
観葉植物としては30cmから1m50cmくらいのものが多く、どんなオフィスにも合うとの評判もあります。
サンスベリア
南アフリカや南アジアなどを原産とする植物で、多肉質な葉を持ち乾燥に強い植物です。
主に長い剣状の葉を真上に伸ばしています。
空気をきれいにする効果を持ち、月に1回程度の水やりで大丈夫なため、比較的手間がかからないところも人気の1つとなっています。
パキラ
パキラは中南米原産の植物で、光沢のある楕円形の葉が特徴です。
生命力が旺盛で病害虫に強く育てやすいため、初心者にとっても人気が高くなっています。
「勝利」という花言葉をもつパキラはオフィスにとって、お似合いの観葉植物です。
モンステラ
熱帯アメリカが原産のモンステラは、サトイモ科の常緑性樹木で半つる性の特徴を持った観葉植物です。
成長するにつれて葉に切れ込みやが穴があきます。
個性的な葉だと人気で、半日陰で育つことから育てやすくオフィスに適した観葉植物です。
オフィス内に観葉植物を置く際のレイアウトの注意点
続いて、注意点をご紹介していきます。
オフィス内に観葉植物を置く際の注意点としては、置き場所が挙げられます。
良い効果が期待できる観葉植物でも置く場所が適切ではないと、かえって仕事の邪魔になってしまう場合があります。
例えば、大きな観葉植物の場合は働く人たちにとって邪魔にならない窓辺などが考えられます。
また、大きい観葉植物は目隠し効果も期待できますので、仕切りとなる位置に置くのも良いでしょう。
各デスク回りに観葉植物を置く場合は、資料を広げたりパソコンを置いたりしても邪魔にならない位置と、サイズのものを選ぶことが大切です。
オフィス内に観葉植物を置く方法
ここからはオフィス内に観葉植物を置く手法についてご紹介していきます。
これまでは本物の観葉植物を置く前提の解説でしたが、観葉植物を模した人工植物を置く、という選択肢もあります。
また、観葉植物は購入するだけではなく、レンタルすることもできます。
- 観葉植物を模した人工植物を置く
- 観葉植物をレンタルする
上記の方法について解説いたします。
観葉植物を模した人工植物
人工植物は別名「フェイクグリーン」と呼ばれプラスチックや布を材料に、人の手によって造られた植物です。
遠目では本物の観葉植物と見違えるほど精巧に作られたものもあります。
人工植物ですので、水やりなどの世話がいりません。
また、手入れをしなくても形を保てますし、置く場所も選びません。
ただし、あくまでも人工植物です。
ストレスの緩和や空気清浄効果は本物の植物に比べるとあまり期待できないでしょう。
観葉植物のレンタル
オフィス向けの観葉植物はレンタルすることも可能です。
世話や手入れが困難でも、生きた植物を置きたいという場合には便利です。
レンタルでは植物のプロがオフィスに合ったものを選んでくれますし、飽きたり枯れたりしたときには交換してくれます。
料金の相場は種類や企業によって異なりますが、デスク用の1番小さいもので月々1鉢500円程度、1番大きいサイズのものは月々1鉢約5000円からというところが多いでしょう。
注意点としては、観葉植物をレンタルすることでランニングコストが発生する点です。
場合によっては購入する場合よりも高くつく可能性もありますので、十分に検討するようにしましょう。
オフィス合った観葉植物を選んで快適な環境を作ろう!
観葉植物には種類やサイズなど、さまざまあります。
また、オフィスに観葉植物を設置するにあたっては生きた植物を購入するだけではなく、人工植物の購入やレンタルにすることも可能です。
それぞれのオフィスの雰囲気や観葉植物にかけられる予算などによっても変わってきます。
自社に合ったものを選んで、快適なオフィスライフを送りましょう。