個人から多人数用まで!オフィスの休憩室レイアウトのススメ
オフィス内における休憩室の役割は非常に大きいといえます。
お昼時は食事をするスペースになり、仕事の合間に息抜きを行いリフレッシュをして、やる気を回復するための場所でもあります。
また、休憩室を利用する際には多人数を想定する場合が多いかもしれませんが、個人で利用したいと考える人もいるでしょう。
昨今のコロナ禍においてはソーシャルディスタンスの確保も重要となっていますので、個人利用を想定しておいて損はないといえます。
本記事では休憩室のレイアウトを作成する際のポイントを紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
オフィス内で休憩室のレイアウトを考える際のポイント
大きく分けて3つのポイントをご紹介していきます。
休憩室のデザイン
休憩室のデザインはさまざまなものが考えられますが、仕事と休憩のメリハリをはっきりつけられるデザインにしてみるのもひとつの選択肢です。
オフィスのなかで一日中働いていると、疲れたり、気分が滅入ってきたりする場合もよくあるでしょう。
こういった状態のときに、気分をリフレッシュできるような休憩室があると便利です。
オフィス全体のイメージ次第でもありますが、例えば、オシャレなバーのような雰囲気にしてみたり、カフェスペースを併設したりすると、気分ががらっと変わることが期待できます。
休憩室の利用者のニーズ
従業員にヒアリングをかけ、要望を取り入れるのも休憩室を充実させるためのポイントです。
休憩室に求めるものは性別や年齢などによっても変わるでしょう。
すべての意見を採用するのは難しいかもしれませんが、可能な限りアイディアを取り入れるようにしましょう。
休憩室は従業員が使いやすいと感じるかどうかが大切です。休憩室のデザインだけでなく、運用ルールについても、アンケートなどで意見を求めるとよいでしょう。
休憩室の広さ
休憩室のスペースはできるだけ広いほうが使い勝手がよくなります。
狭い休憩室だと人が密集してしまいますし、椅子も足りなくなりがちですので落ち着いてコーヒーも飲めないかもしれません。
ある程度人数が集まっても、ゆったりと過ごせる空間を目指したいところです。
また、防音、遮音についても気を配る必要があります。
休憩室でリフレッシュしようとしているのに、付近の会議室から仕事の話が聞こえてくると落ち着かない気分になってしまうでしょう。
休憩室の雑談が会議室に漏れてしまうのも避けたいものです。
休憩室は外部から隔離され、そのときだけは仕事のことを考えずにすむような、静かな場所であることが望ましいといえます。
オフィスまわりの景色がよいのであれば、休憩室に窓をつけるのもおすすめです。
窓からみえる景色は心を癒してくれるでしょう。窓から自然光が差し込めば、休憩室は明るい雰囲気になります。
多人数用だけでなく個人で過ごせる休憩スペースも必要
休憩スペースは多人数で過ごすことを想定された作りになっている場合がほとんどですが、個人で過ごせるような空間も用意しておくのもひとつの手法です。
新型コロナウイルスの影響もあり、ソーシャルディスタンスが重要視されている時代です。
また、多人数で過ごすよりも個人で過ごすほうが好き、といった価値観をもつ人も決して少なくないでしょう。
個人で休憩できるスペースを設ける
仕事が忙しくなってくると、ひとりになって落ち着きたい気分になる場合もあります。
パーテーションで区切られた個別のゾーンがあると、ひとりで過ごしやすいです。
休憩室の一部でもかまいませんので、ひと目につきにくい囲まれたスペースの設置を検討しておきましょう。
個人で休憩室を楽しめるレイアウトにする
個人スペースで過ごす際に、本を読みたくなる人もなかにはいますので、本棚もあると便利でしょう。
業務関連の本を揃えてもよいですが、関係のない雑誌や小説なども適度に置いておくほうが気分転換の際には役立つ可能性もあります。
クリエイティブな仕事の場合は、アイディアが浮かぶきっけけになるかもしれません。
従業員同士でいろいろな本を持ち寄り、本棚を充実させていく方法もあるでしょう。
快適な休憩室をレイアウトする上で、実際にあるとうれしいものとは
快適な休憩室をつくるためには、インテリアや設備も考慮する必要があります。
実際に休憩室にあるとうれしいもので考えられる具体例をみていきましょう。
こだわりのインテリア
インテリアによって、休憩室の雰囲気はがらっと変わります。
木の素材を多く使えば温かみのある雰囲気になりますし、豪華な素材を使えばセレブ気分が堪能できる空間になるでしょう。
観葉植物をたくさん置き、癒しの要素を強調してもよいです。
インテリアに気を配り、休憩室のオリジナリティを追求していきましょう。
ウォーターサーバーの設置
休憩室にはオフィスコーヒーがよく用意されていますが、ウォーターサーバーが併設されていると、より便利です。
コーヒーがあまり好きでない人もウォーターサーバーで水分補給できますし、飲み物をわざわざ買わなくて済みます。
軽い運動ができる設備
エアロバイクなどの軽い運動ができるマシーンがあると気分転換にもってこいでしょう。
多少疲れていても、身体を動かすことでリフレッシュできるケースは多いです。
仕事の合間にちょっとした運動ができ、ウォーターサーバーで気軽に水が飲める休憩室であれば、従業員からの需要は高まります。
ただし、運動を行うことで騒音のリスクも生じますので、十分に注意が必要です。
仮眠用のスペースやグッズ
近年では適度な仮眠をとることで仕事の効率が上がると言われています。
そのため、仕事の合間の仮眠を許可して、仮眠できるスペースや仮眠のグッズを休憩室に用意する会社も増えてきているようです。
仮眠が取りやすくなるようなリラックスできる間接照明や、通常業務の妨げにならない範囲でアロマなどを用意すると利用者には喜ばれるかもしれません。
従業員にとって過ごしやすい休憩室を考えてみよう
適切な休憩を挟むことで、仕事の効率性は向上するといわれています。
休憩室のレイアウトは仕事の効率性を左右する一因ともいえるかもしれません。
そのため、休憩室のレイアウトはよく検討したうえで決定するようにしましょう。
必要な設備をしっかり揃え、多人数だけでなく、個人で過ごすニーズに目を向けるのも大切です。
さまざまな従業員の意見を取り入れながら、理想的な休憩室づくりを目指していきましょう。