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オープンオフィスはレイアウト対策が重要!おすすめ方法を紹介

公開日:2022/01/15  最終更新日:2022/08/26

オープンオフィスはレイアウト対策が重要

ITや外資系の会社を中心にオープンオフィスを導入する企業が増えてきています。
自社でもオープンオフィスを導入しようと検討している経営者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

オープンオフィスは間仕切りがなく、開放的な空間を演出することができますが、社員にとって働きやすいものであるかは別の問題です。

オープンオフィスにする目的をしっかりと考え、懸念点と対策を抑えておくことで、満足のいくオフィス空間を整えていきましょう。

この記事では、オープンオフィスのメリットとデメリットをはじめ、レイアウト対策のポイントをご紹介します。

オープンオフィスとは

従来のオフィスといえば、社員一人ひとりにデスクが割り当てられ、各部署が壁で仕切られているのが一般的でした。

オープンオフィスはそのような壁を設けず、全体が見渡せるように設計されたオフィス空間です。

オープンオフィスを採用している企業の中には「フリーアドレス制」を採用しているところも多く、社員は好きな場所で自由に仕事を行うことができます。

中には社員同士がコミュニケーションを取りやすいようにソファーが設置され、カフェのような雰囲気のオフィスにしている企業もあります。

このように、オープンオフィスは全体を見通せるような広々とした開放的な空間の中で、社員同士が積極的にコミュニケーションを取れるように配慮しているのが特徴です。

 

オープンオフィスのメリット

オープンオフィスを導入することにより、様々なメリットがあります。

コミュニケーションの円滑化

空間内に大きな仕切りがないので、社内のコミュニケーションが円滑に進みやすくなります。

たとえば、交流が少なかった他部署の社員とも顔を合わせる機会が増え、会話も自然と増えていくでしょう。

もちろん、同じ部署内の社員同士も同様で、オープンオフィスにすることによって社員のつながりが強くなり、チームワークも高まります。

このように社内の風通しが良くなると、社員間の心理的な壁も少なくなるため、新たなアイデアも生まれやすくなるのもメリットの一つです。

斬新なアイデアを持っていたにもかかわらず、これまで遠慮して発言してこなかった社員も、活発に意見交換をするようになることもあるでしょう。

新たなアイデアが生まれることは、企業にとって非常に大きなメリットと言えます。

 

コスト削減

オープンオフィスは、コスト削減の面でも有効です。

社員が満足に働ける空間さえあれば良く、壁などの大規模な工事をしなくて済むからです。

先述した「フリーアドレス制」を採用すれば、社員一人ひとりに決まったデスクを用意する必要もありません。

壁や仕切りが少ない分、同じ面積でも多くの社員が働ける環境を確保することができ、家賃の削減も期待できます。

 

オープンオフィスのデメリット

オープンオフィスはメリットばかりではありません。

反対にデメリットもあるので、押さえておきましょう。

 

プライバシーの懸念

オープンオフィスは開放的であることが最大の特徴ですが、その反面、プライバシーを確保しにくいという側面があります。

壁がないので、デスクや作業中の姿が丸見えの状態になってしまうのです。

社員の中には、そのことが原因で作業に集中できないという人がいるかもしれません。

その際には、パーテーションを設置するなどの対策を取る必要があります。

 

雑音の懸念

オープンオフィスは雑音が届きやすいというデメリットもあります。

壁がないので、社員同士の会話、電話の音などが全て筒抜けになります。

もしかすると、雑音によって集中力が削がれ、生産性が下がってしまう社員がいるかもしれません。

 

社員同士の雑談が増える恐れ

開放的なオフィス空間であるため、つい社員同士の雑談が増えやすい環境とも言えます。

お互いのコミュニケーションが増えるのは良いことですが、仕事に関係のない会話も生まれやすくなります。

その場合は、無駄な雑談を注意し合える社内のルール作りや、生産性の上がる仕組み作りを行う必要がありそうです。

 

オープンオフィスを活かしたレイアウト方法

メリットとデメリットを抑えた上で、ここからはオープンオフィスを活かしたおすすめのレイアウト方法をご紹介します。

ゾーニングの仕方や使用するデスクや床材を工夫することで、懸念点を解消できる可能性があります

 

パーテーションを用いたゾーニング

パーテーションを利用して、適度な個室空間を作りましょう。

全てを高いパーテーションで囲ってしまうとオープンオフィスの意味が薄れてしまうので、社員同士がコミュニケーションを取れるくらいの高さを選ぶと良いでしょう。

会議室や応接室などは高いパーテーションで個室を作っておくと、ミーティングや来客との商談などに重宝します。

中からでも周囲の様子がわかるように、半透明のパーテーションを選ぶのもおすすめです。

社内を開放的にするのがオープンオフィスの醍醐味ですが、必要な場所には個室を設けることで、周りを気にせず働くことができます。

 

エリアに合った素材・デザイン選び

デスクや床材などは、ゾーニングしたエリアごとの業務や目的に合ったものを選びましょう。

執務スペースや集中ブースなどは、業務に集中できるよう遮音性のあるタイルカーペットや、業務内容に合ったデスクや椅子を選ぶなど、機能性を重視することが大切です。

また、色味も落ち着きのあるものを選ぶことで、視覚的にも良い環境を作ることができます。

一方、ミーティングや休憩スペースなどは、対面型の大きい机やソファなどを用いて、社員同士がリラックスして会話できる空間を作りましょう。

大規模な工事をしなくとも、ゾーニング方法を工夫し、必要なところに適切な素材やデザインを用いることで、働きやすい空間を作ることができます。

また、オフィスレイアウトの専門業者を利用すると、オフィスの雰囲気や希望に沿った形で、レイアウトの提案やパーテーションの設置などを行ってくれるので利用してみるのもいいでしょう

 

快適なオープンオフィスを作ろう

オープンオフィスは、社内のコミュニケーションの活性化やアイデアが生まれやすい環境に適しています。

それと同時にデメリットとなる懸念点もいくつかあります。

導入する際は、業務内容や社員の要望などを考慮し、プライバシーの保護や生産性の向上に対策を講じましょう。

会議室や集中スペースなど、用途によってパーテーションなどでエリアを分けることで、解消できることが多くあります。

オープンな空間を活かしながら、快適で働きやすいオフィスレイアウトを作りましょう。

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