自社のオフィスレイアウトを考える上では、できるならおしゃれにしたいものでしょう。

しかし、いざ思い立ったとしても、おしゃれなオフィスレイアウトにするためにはどのようにすればいいのかわからないという方もいると思います。

また、オフィスレイアウトを変えるためにはコストもかかります。コストを確保するためには、期待される効果なども抑えておく必要があるでしょう。

本記事では、オフィスレイアウトをおしゃれにするポイントやそれぞれのポイントが持つ効果をご紹介いたします。

オフィスレイアウトをおしゃれにするためには「統一感」から

おしゃれなオフィスレイアウトを考案しようと思うとおしゃれなクロス、おしゃれなデスク、おしゃれなチェアなど、インテリアに対しておしゃれを求めがちになるでしょう。

しかし、闇雲におしゃれだと思うものを配置したとしてもおしゃれなオフィスには程遠いものになってしまう恐れがあります。

原因としてはレイアウトのコンセプトが定まっていないことが考えられます。

そのため、おしゃれなオフィスレイアウトを実現するためのポイントとしてレイアウトのコンセプトを定める、コンセプトに沿った統一感が挙げられます。

統一感のあるオフィスレイアウトにするポイントと期待される効果

それでは具体的におしゃれなオフィスレイアウトのポイント例を、期待される効果とあわせてご紹介していきます。

色調の統一

色が人に与える色彩心理は、暖色・寒色・中性色・明度の4種類に分けられます。

暖色

交感神経に作用し、アイデアや発想力が必要となる開発業務やクリエイティブな事業を行っている企業のオフィスデザインにおすすめです。

寒色

副交感神経に作用して、集中力を高めてくれる効果を持っています。会議室など冷静に話をする空間に青色の家具を使用すると効果的です。

中性色

暖色にも寒色にも当てはまらない、緑・紫・白・黒などが該当しています。中性色の効果は色によって異なり、緑の床は緊張を緩和させてくれ、白は清潔感を感じさせてくれます。

また、明度の高さはそのまま部屋のイメージに影響します。明度が低く暗い色を使用するほど、落ち着いた空間を演出してくれるでしょう。

温かみが欲しい場合は木目、高級感が欲しい場合は石目のクロスを使用する方法もあります。

生活感を消す

例えば、冷蔵庫や電子レンジなど生活感がある家電が目に入ってしまう空間は、オフィスのイメージからは遠ざかってしまう可能性があります。

働く場としてのオフィスというイメージを統一する場合はできるだけ、生活感を消す必要があるでしょう。

また、冷蔵庫や電子レンジなど、家電が目に入ってしまうオフィスは自宅との違いがはっきりせず気持ちが引き締まらないことも考えられます。

キッチンスペースなどがあるオフィスでは、執務スペースとの間にパーテーションで区切りを作るようにしましょう。

生活感を解消できることに加えて、視界に仕事に関係のない物が入らないようにすることで、社員の集中力や仕事へのモチベーションの保持も期待できます。

オフィスに植物を飾る

冷蔵庫や電子レンジなど生活感を感じる家電は視界に入らないようにするべきですが、オフィス内に収納スペースや椅子などの家具しかないと殺風景になってしまいます。

温かみのある空間をコンセプトとする場合は、室内で育てられる植物を飾る方法もあります。

オフィスに飾る植物はインテリアとしてだけでなく、パーテーションの代わりにもなります。

完全に視界を遮るパーテーションと違い、植物は適度な見通しと明かりを保ったままスペースを区切ってくれるのです。

特に木目デザインの家具と植物は相性がよく、殺風景なオフィスに温かみを加えてくれます。

番外編・開放感のあるオフィスにするポイントと期待される効果

オフィス内が物に溢れていると、おしゃれさとはかけ離れてしまう恐れがあります。

物が散乱したオフィスでは整理が行き届いていない印象を受けるでしょう。

解放感をコンセプトとするだけでもおしゃれなオフィスレイアウトに近づく可能性がありますので、ポイントと期待される効果を番外編としてご紹介いたします。

ガラスパーテーションを使用する

デスクを集中して設置する作業スペースと会議室、休憩スペースなど部屋ごとに区切りたい時に活躍するのがパーテーションです。

パーテーションにはさまざまな種類があり、背の高さや素材が異なります。特に室内を広く見せて開放感を演出したい時におすすめなのが、ガラスパーテーションです。

部屋と部屋の間の仕切りをガラス張りにすると、視線や明かりを遮るものがなくなり圧迫感を感じません。

開放感のあるおしゃれなオフィスレイアウトをデザインしたい時には、部屋ごとの仕切りにガラスパーテーションを使用するのがおすすめです。

オフィス内の物を少なくする

非常に単純明快ながら、オフィス内の物を可能な限り少なくすることで解放感を得られることもあるでしょう。

物が少なければ少ないほど、日々の掃除なども楽になります。

ただし、あまりにも物を減らし過ぎると利便性を損なったり、殺風景になったりする恐れもありますので、注意が必要です。

法則に沿っておしゃれなオフィスレイアウトを作ろう

紹介したように、おしゃれなオフィスレイアウトは法則に沿ってポイントを守るだけで簡単にデザインできることもあります。

仕事の生産性が高まるおしゃれなオフィスレイアウトをデザインしたい方は、色の使い方や家具の配置など、おしゃれなオフィスレイアウトのポイントを押さえて空間をデザインしてみましょう。

色を1つ変更するだけで、オフィスの印象が変わります。