自由自在のスケルトン物件の内装工事費用相場はどのくらい?
従業員も増えてきたしそろそろオフィスを移転しようかな、洗練されたオフィスで働きたい、と思っている人は多いのではないでしょうか。そんな時せっかくだから一から作れるスケルトン物件に魅力を感じますよね。今回はオフィス移転でスケルトン物件を選んだ際の内装工事費用相場についてみていききます。
スケルトン物件の特徴とは?
スケルトン物件の魅力はなんといっても建物内のレイアウトやデザインを一から自由に設計できるところです。建物内は壁や床、天井などが全て取り除かれていて何もない状態になっていますので、理想のオフィスが作れるのです。
更にもとの骨格があるので新築物件よりも安く手にいれることができます。大阪では新築物件の値段がかなり高額になるので、はじめから理想のオフィスが作りたい人にスケルトン物件はおすすめです。
また居抜き物件とは違い、今まで使われていた設備などを使う必要がありません。新規で購入するか、今まで自分たちで使用していたもので持ち込みができるので設備のトラブルが非常に起きづらいのも嬉しいですね。
スケルトン物件なら、オフィスで働く従業員同士が部屋をせまく感じないような動線を作ったり、景色がいいほうに大きな窓をつくったりと様々な工夫をすることが可能です。
更に壁を厚くして耐震工事を施したり、最新の設備をいれることができるのでガス代や電気代も下げることも可能になるでしょう。
内装工事費用はどれぐらいかかる?
スケルトン工事の費用は、自由自在で様々な工事の種類があるので相場をだすことが非常に困難です。ただどのような工事だとしても、床面積によって左右されることに変わりはありません。当然ですが、床面積が広いほど費用は高額になります。
オフィスの内装工事でスケルトン物件の場合、工事は坪単価20~40万円となっています。これに加えてそれぞれのオフィスで必要な設備代もかかるのでそちらも考慮しておきましょう。
これはある程度の目安ですが、スケルトン物件は居抜き物件と違い、すべてを一から作っていくことになるので費用は高くなります。ただ居抜き物件にも例外があり、大幅な追加工事が必要となればスケルトン物件の工事より高くなることもあるので物件をみて慎重に決めるようにしましょう。
さらにスケルトン物件ではじめから図面を作ると、総額の20%程が設計契約費として加算されることが多いようです。
内装工事費用を安くする方法
高額な費用がかかるスケルトン工事ですが、費用を安く抑える方法をみていきましょう。まずは必ず業者ごと見積りをだしてもらい費用を比較していくようにします。
同じ条件で見積もりをだしてもらっても業者によってかなり値段がかわってくるはずです。スケルトン工事を多く行っていて実績がある業者のほうが費用は安いことがほとんどですが、事前に知ることが難しいので必ず直接見積りを提示してもらうようにします。
一番安い業者をみつけるだけでなく、自分の譲れるところ、譲れないところを加味したうえで依頼するようにしましょう。業者によって得意不得意もあります。
オフィスの内装工事を多く行っている業者に頼めばいろいろなアドバイスももらえますし、技術も安定していることが多いので安心して工事を任せることができます。他の業者と比べて極端に値段が低かったり、極端に高かったりするに理由があるはずなので注意してみていくようにしましょう。
また工事費用を安くするためには、使用する素材を工夫するのもポイントです。オフィス物件の場合は来客を迎えるスペースは落ち着いて話せる空間を作るために質の高い素材を使いできるだけこだわるようにします。
従業員が出入りするエリアはそこまで見た目が大切にはなりませんので素材の質をやや落とすなどして予算を下げることもできます。更に天井の仕上げをあえて行わず、スケルトンの感じを残しておくのもおすすめです。天井仕上げの工事費用が抑えられて、コンクリートの質感がおしゃれな基地のような雰囲気を出すこともできるでしょう。
またオフィスで新しく使う机などもデザイン会社に依頼して発注せずに自分で業者を探し直接依頼をすれば安価で買うことができます。万が一品物に不備があったときも、自分で直接連絡がとれるので便利です。
まとめ
スケルトン物件の内装工事は建物やオフィスの環境によってかなりの違いがでてきます。そのためにも必ず複数の業者に見積もりを依頼することをおすすめします。うまくすれば10万円以上の節約も可能でしょう。
工事を検討するときには情報収拾や準備に余裕をもって行うようにしましょう。更にスケルトン物件は退去するときに工事前の状態に戻さなくてはいけないことがほとんどですので、これにも相当の費用がかかることになります。